離婚届を休日に入手・提出する方法は?離婚届受理証明書の発行時期は?

離婚届 休日 夜間

「平日の日中は忙しいから、休日または夜間に離婚届を入手して作成し、提出も休日や夜間の間に済ませたい。」という人は多いものです。

休日や夜間に離婚届を作成して提出したい場合、どこで離婚届を入手してどこに提出すれば良いのでしょうか。

離婚届を休日や夜間に入手する方法

離婚届は、市区町村役場で交付してもらうか、役場のウェブサイトからダウンロードして入手します。

休日や夜間の場合も、基本的には同じ方法で入手できますが、交付してもらう交付場所などが異なります。

市区町村役場で交付してもらう

平日の場合、市区町村役場の戸籍担当課(自治体によって名称は異なる)の窓口で離婚届を交付してもらえます。

休日や夜間は役場が閉庁していて戸籍担当窓口も閉じているため、宿日直室へ行きます。

宿日直室にいる職員に「離婚届が欲しい」と伝えると、離婚届と記載例を交付してもらうことができます。

役場によっては、平日や日中に役場へ行けない人向けに、夜間窓口や土日祝日窓口(宿日直室前)などに離婚届が備え置かれているところもあります。

市区町村役場のウェブサイトでダウンロードする

市区町村役場の中には、役場のウェブサイト内に離婚届の様式を掲載しているところがあり、それをダウンロードすることもできます。

平日か休日かに関わらずいつでもダウンロードできるため、平日の日中に忙しく過ごしている人にはおすすめの入手方法です。

離婚届の様式は、戸籍法第76条、第77条(第63条を準用)、第77条の2や戸籍法施行規則に基づいて全国共通で作成されており、住んでいる地域以外の離婚届も使用できます。

離婚届をダウンロードする場合、以下の点に注意してください。

注意点理由
必ず役場のウェブサイトからダウンロードするネット上には個人や法人が作成した離婚届の様式もありますが、法律要件を満たさなかったり古かったりし、役場で受理されないおそれがある
宛先などが印字されていない様式を使用する自治体によっては、あらかじめ宛先などを印字した離婚届の様式(他地域で使用しにくい)を掲載しているところがある

札幌市役所ホームページ(申請書・届出書ダウンロードサービス/離婚届)

※宛先などが印字されておらず、プリントアウトして全国で使用できる

書き方見本(記載例)もダウンロードする記載例があった方が迷わず離婚届を作成できる
A3用紙にプリントアウトする離婚届はA3用紙なので、余暇のサイズにすると受理されないことがある

※A4用紙にプリントアウトしてA3に拡大することは可能

コンビニを活用するA3をプリントアウトできない場合、コンビニなどを利用する

※印刷の向き、拡大率、カラーか白黒かに注意

離婚届は休日や夜間でも提出できる?

離婚届は、休日か平日かに関わらず、24時間365日いつでも提出することができます。

離婚届の届出人

休日や夜間に離婚届を提出する場合、夫婦一緒または夫婦の一方が離婚届を宿直室に持参します。

離婚届の休日の提出先

市区町村役場の宿日直室です。

通常は、平日の日中に提出する場合と同じく「届出人の本籍地又は所在地の市役所、区役所又は町村役場」に提出します。

しかし、本籍地や所在地以外の市区町村役場に提出することも可能ですが、戸籍謄本1通を添付しなければなりません。

離婚届を休日に提出する方法

休日や夜間に離婚届を提出するには、以下のような本人確認書類を提示しなければなりません。

運転免許証、パスポート、マイナンバーカード、住民基本台帳カードなど

また、提出前に不備を見つけたときのために、認印も持参しておきましょう。

休日や夜間に離婚届を提出するデメリット

休日や夜間に離婚届を提出する場合のデメリットは、不備があると訂正のために市役所へ出向かなければならないことです。

訂正は市役所の開庁時間である平日の日中にしかできないため、結局、仕事などを休んで対応することになるのです。

また、訂正が済むまで離婚が成立しないため、離婚を急いでいる場合は大きなタイムロスとなります。

離婚届の受理日(離婚成立日)と不備があった場合

休日や夜間に離婚届を提出した場合はいつ受理されるのか、また、不備があった場合はどうするのかについて確認していきます。

離婚届はいつ受理されるか(離婚成立日)

平日の日中に離婚届を提出した場合、不備がなければ当日に受理され、提出日=受理日=離婚成立日となります。

休日や夜間に提出した場合も、受理された日が離婚成立日というのは同じです。

しかし、休日や夜間に離婚届を提出した場合は翌営業日まで預かりという処理をされ、すぐには受理されません。

翌営業日に戸籍担当係の職員が離婚届を確認して不備がなかった場合に、提出日に遡って受理をしたことになります。

つまり、「提出日=受理日=離婚成立日となるのは平日の日中に離婚届を提出した場合と同じですが、一旦は営業日まで預かりとなるところが異なります。

離婚届に不備があった場合

休日や夜間に提出した離婚届に不備不足があった場合、不受理となります。

離婚届が不受理となった場合、担当職員から提出者の連絡先(離婚届の欄外「日中連絡がとれるところ」に記載した電話番号)に電話があり、不受理となったことが伝えられるとともに、市役所まで訂正に来るよう求められます。

訂正は市区町村役場の開庁時間しかできないため、離婚届が不受理になると平日の日中に時間を作って市役所へ行かなければなりません。

なお、欄外に捨印(書類の記載の誤りを訂正する目的で、あらかじめ書類の欄外に捺印しておくこと)を押しておくと、離婚届の記載内容に不備があった場合に、担当職員が提出者に確認した上で捨印で訂正作業を行ってくれます。

平日の日中に市役所へ行くことが困難な場合は、捨印を押しておくようにしてください。

離婚届が受理されないという事態を回避するには、あらかじめ離婚届の書き方について学習しておくことが大切です。

離婚届の書き方については関連記事で詳しく解説しているので、不備による不受理を避けたい人は読んでみてください。

関連記事

離婚届のダウンロードと書き方は?コンビニ印刷と書き方の見本は?

離婚届受理証明書が発行される時期

離婚届受理証明書とは、提出した離婚届が市区町村役場に受理されたことを証明する書面です。

離婚届受理証明書は、保険や扶養の変更手続きを行う場合に提出を求められます。

平日の日中に離婚届が受理された場合、受理日当日に交付を受けることができます。

しかし、休日や夜間に離婚届を提出した場合、当日は受理されず翌営業日まで預かりとなりますし、そもそも役場が閉庁しているため、提出日に離婚届受理証明書を請求することはできません。

翌営業日以降に離婚届が受理されて初めて、離婚届受理証明書の交付請求ができるようになります。

具体的な発行可能時期については、離婚届を提出した市区町村役場に問い合わせてください。

戸籍記載事項証明書との違い

離婚届受理証明書と混同されやすい書類に、戸籍記載事項証明書があります。

戸籍記載事項証明書とは、戸籍に関してなされた届出の内容を証明する書面です。

婚姻届の記載事項証明書、離婚届の記載事項証明書、出生届の記載事項証明書などがあり、それぞれ戸籍に関する届出書のコピーの余白に「相違ないことを証明する」旨の記載と請求先の市区町村長の印鑑が押された書面が交付されます。

離婚届受理証明書が「受理されたこと」を証明するのに対し、戸籍記載事項証明書は「届出の内容」を証明するという違いがあります。

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離婚ハンドブック編集部

投稿者プロフィール

家事事件(離婚、遺産分割、成年後見など)を専門に取り扱って11年になります。
これまでの実務経験から、当事者自身が離婚に関する知識を得て、自分で考えて判断することが「後悔の少ない離婚」につながるという考えており、その考えに基づいて「離婚ハンドブック」を運営しています。
サイト上では詳細なプロフィールは明かしておらず、仕事の依頼も受けていません。

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