浮気調査を自分で!アプリやラインの確認など10テクニックを解説
- 協議離婚
最終更新日: 2019.07.30
「夫の浮気の証拠を自分で掴みたい。」、「妻が浮気してそうなので自力で調査したい。」という相談が増えています。
私自身は探偵ではないので、提携している調査会社を紹介することが多いのですが、自力の浮気調査の需要は確実に高まっていることを感じます。
調査会社の調査員に話を聞くと、多くの人がスマホを使って浮気相手とやり取りするようになり、自力で浮気調査をするハードルが以前よりも下がったことが影響しているようです。
しかし、素人がやみくもにスマホをいじくりまわしても浮気に結びつくような情報を得ることは難しいですし、配偶者に知られてガードを固められてしまうケースもあります。
そのため、素人とはいえ、浮気調査の基本くらいは理解した上で実行することが大切です。
この記事では、自力で夫または妻の浮気調査をする方法について、基本的な10個のテクニックを解説します。
この記事は、提携している調査会社の調査員の話を踏まえて作成しています。 |
目次
浮気調査を自分でするときの10のテクニック
自力で浮気調査をする方法は、配偶者のスマートフォンの確認から友人知人への確認まで様々です。
基礎的なテクニックから順番に解説していきます。
スマートフォンのメールを確認する
自力で行う浮気調査の基本は、メールの確認です。
スマートフォンのメールフォルダを確認し、特定人物とプライベートなやりとりを繰り返していないか、浮気が疑われる内容のメールの有無などを確認します。
受信フォルダと送信フォルダだけでなく、削除済みフォルダ(ゴミ箱)や迷惑メールフォルダも確認してください。
また、読んだ後に未読にして保存している場合もあるため、未読メールも確認することが重要です。
Yahoo!やGoogleなどのフリーメールについては、アカウント情報を入手するのは難しいですが、ログアウトしていない人も多いので、配偶者の端末でアクセスして確認してみましょう。
スマートフォンの写真や動画を確認する
スマートフォンのカメラ機能を使用して撮影した画像や動画は、機器本体のストレージ(データ保管庫)に保存されます。
そのため、配偶者のスマートフォン本体に保存された画像や動画を見て、浮気が疑われるものがないか確認します。
現在は、画像や動画をクラウドに保存している可能性もあるので、クラウドも確認対象です。
SDカードやパソコンなどに保管されている場合は、SDカードの保管場所特定や、パソコンフォルダの精査など手間と時間がかかることになります。
共用であれば確認可能ですが、配偶者だけが使っている場合は、パスワードなどの問題があり個人で確認するのは困難なケースが多いです。
検索履歴を確認する
スマートフォン、タブレット、パソコンなどのネット検索履歴を確認する方法も有効です。
行った覚えのないホテル、購入してもらった覚えのない高額商品、行く予定のない旅行先などに関する履歴が残っていれば、浮気している可能性を疑います。
ただし、あなたへのサプライズの準備をしている可能性も0ではないので、疑わしい履歴を見つけても当面は静観すべきです。
ライン(LINE)を確認する
ラインは、多くのスマートフォンユーザーが利用している無料チャットアプリですが、浮気ツールとして活用する人が少なからずいます。
浮気調査として配偶者のラインを確認するポイントは3つです。
ラインで浮気調査1:設定を確認する
配偶者が以下の設定をしている場合、浮気の可能性があります。
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ラインで浮気調査2:トーク履歴を確認する
トーク履歴に浮気が疑われる内容が記載されていないかどうかを確認します。
特定のトーク履歴のみ削除されている場合は、浮気が発覚しないよう配偶者が削除した可能性が高いと言えます。
ラインで浮気調査3:非表示リストとブロックリストを確認する
ラインには、特定の友だちを非表示またはブロックする機能があります。
知らない相手や関わりたくない相手などを指定して入れておくリストですが、友だちリストに浮気相手を表示させないために利用する人は少なくありません。
非表示リストまたはブロックリストに見慣れない異性が入っていたら、浮気相手である可能性を疑います。
「ブロックリストに入っているのだから、すでに関係が切れているのだろう。」と思うのは気が早いです。
非表示リストやブロックリストには、友だちを何度でも自由に入れたり出したりすることができるからです。
例えば、浮気相手の連絡先について、普段はブロックリストなどに入れて友だち一覧に表示されないようにしておき、連絡したいときだけブロックを解いてメッセージを送ることが可能なのです。
財布や衣服を確認する
財布や衣服の確認は、手軽に浮気の証拠を押さえられる方法として昔から使われてきましたが、現在でも有効です。
財布や衣服のポケットに、ラブホテルのポイントカードや、送られた覚えのない装飾品を購入したレシートなどが入っていれば、浮気を疑います。
また、見慣れない異性用の装飾品や、避妊具が入っていた場合も要注意です。
SNS(FacebookやTwitterなど)を確認する
FacebookやTwitterを出会いの場として活用する人は少なからずおり、実際にSNSでのやりとりから浮気に発展するケースも珍しくありません。
配偶者のSNSを閲覧し、浮気が疑われるようなやりとりがないか確認するのも浮気調査の基本です。
いずれのSNSもログイン状態が維持されていれば簡単に確認できますが、ログアウトされていると、事前にアカウント情報を入手しなければならず、確認のハードルが一気に上がります。
出会い系アプリがダウンロードされているかどうかを確認する
一昔前は出会い系サイトが流行りましたが、近年は出会い系アプリと呼ばれるスマートフォン用のアプリがいくつもリリースされており、浮気相手を見つける手段の一つとなっています。
配偶者のスマートフォンに出会い系アプリがダウンロードされている場合、「浮気をしている」または「浮気しようとしている」可能性が高いと言えます。
注意したいのは、ほとんどのスマートフォンにはアプリを非表示にする機能があり、ホーム画面上に全てのアプリが表示されていない可能性があることです。
スマホにダウンロードされた全アプリは、以下の方法で確認することができます。
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アプリを削除している可能性もある
出会い系アプリを使用して浮気相手とやり取りをして、ことが終わると浮気アプリを削除することを繰り返すケースもあります。
この場合は、Google playやApp Storeでアプリの検索履歴を確認し、出会い系アプリの検索履歴を確認します。
クレジットカードの明細を確認する
配偶者と同居している場合は、クレジットカードの明細を確認することも有効な浮気調査です。
チェックすべきなのは、引落しの日時、金額、内容です。
高額商品の購入が確認できた場合は、Amazonなど通販サイトの履歴も検索し、購入した商品を探ります。
クレジットカードの明細の届き方に注意
クレジットカードの明細は、明細書が自宅などに郵送される場合、メールで届く場合、カード会社のウェブサイトやアプリで確認できる場合があります。
明細書であれば直に確認することができますが、メールやネット上の確認の場合は、事前にアカウント情報を入手する必要があるためハードルが上がります。
配偶者のパソコンのフォルダやスマートフォンのメモ帳などにアカウント情報が残っていないか確認し、残っていなければ個人で調査するのは難しいでしょう。
友人知人に確認する
配偶者が友人知人と会いに行くと言って家を出た場合に、当人に配偶者との約束の有無を確認する方法も効果があります。
ただし、配偶者と口裏を合わせている場合や、空気を察して適当にごまかす人もいるので、注意が必要です。
浮気調査アプリを使用する
浮気調査アプリとは、浮気調査に役立つアプリです。
浮気調査アプリという名称のアプリがあるわけではなく、浮気調査に役立つアプリをまとめて浮気調査アプリと呼んでいます。
浮気調査アプリを活用することで、以下のような調査を行うことができます。
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配偶者がスマートフォンを所有していれば、浮気調査アプリで様々な浮気調査を行い、確たる証拠を掴むことができます。
注意したいのは、浮気調査アプリを使用することは、配偶者とはいえ他人のスマートフォンを無断で操作する違法行為だということです。
アプリ使用が発覚すると、不正アクセス禁止法違反に問われるおそれがあります。
また、不正に入手した証拠は、証拠として認定されないケースがほとんどです。
浮気調査の強力なツールではありますが、リスクも相当に高いことを理解しておきましょう。
そのため、浮気調査アプリを使用する場合は、配偶者に浮気を心配していることを率直に伝え、配偶者自身にアプリをダウンロードしてもらうのが原則です。
配偶者の許可を得ていれば違法行為として罪に問われることはありませんし、浮気していた場合に自重させることにもつながります。
探偵に依頼する必要性
解説したとおり、その気になれば配偶者の浮気調査を自力で行うことは可能です。
しかし、自力で調査して集めた浮気の証拠が、相手の反論を許さないレベルのものであるか、また、裁判の証拠として通用するレベルのものであるかといえば、必ずしもそうとは限りません。
ほとんどの場合、浮気調査の目的は、離婚や慰謝料請求に使える証拠を集めることでしょう。
自力の浮気調査でも証拠収集は可能ですが、仕事や家事育児をこなしながら限られた時間の中で行う浮気調査には限界があり、「使える証拠」を収集できる確率は低いと言わざるを得ません。
また、浮気を調査していることが配偶者に知られ、浮気の証拠を隠滅されるおそれもあります。
実際のところ、自力で浮気調査をしていることが配偶者に知られて証拠を隠滅され、調査方法が違法であるとして訴えられたケースも報告されています。
そのため、裁判などで「使える証拠」を安全かつ確実に集めたい場合は、探偵事務所や興信所など調査の専門機関へ依頼することも検討するようにしてください。